〖経営者のお悩み相談〗旅費規程
社長から旅費規定についてご相談がありました。
先生！
業績は好調なのですが、関東県内の得意先だけではなく地方の得意先の開拓を考えております。
それに伴って、出張も増えてくると思います。その際に、出張手当や日当などを考えているのですが、アドバイスを下さい。
流石、社長です。お仕事に尽力されておりますね。
ご質問の出張手当や日当についてご回答をさせていただきます。
原則的には、出張に際しての日当や手当はお給料とされてしまいます。しかし、旅費規程をしっかりと作成したうえで、適正な金額を手当として支給をする場合は、お給料とはされずに会社の経費にすることができます。
そうなんですか！詳しく教えていただけますか？
はい！
先程もお伝えしましたが、まずはしっかりと旅費規程を作成し、あらかじめ「出張時には1日につき〇〇〇〇円の日当を支払う」旨を盛り込んでおく必要がございます。客観的に出張で必要な金額を支払っていますよ！ということを明確するということです。
かしこまりました！
しかし、旅費規程なんて難しそうな規定を作成することが私に出来るのでしょうか？
フォーマットにつきましては、ネット社会ですから沢山ございますので、そちらを活用していただくのも一つ。私もお手伝いさせていただきますよ。
ありがとうございます。
先生！金額に相場などはあるのでしょうか？
はい！
日当や手当の金額についてですが、同業他社の金額を勘案する必要がございます。また、従業員と比べて役員だけ高額にするのもNGです。高額部分はお給料とみなされてしまいますので、注意が必要です。
あとは、実際に旅費規程を運用していく場合には、出張申請書等の管理も必要になります。
なるほどですね！運用当初は大変かもしれませんが、これも仕組みづくりの一環として頑張ります。
是非！一緒に頑張って行きましょう！
あとは、客観性を高めるために株主総会で承認を得ることも重要になります。
そして、通常は実費精算を行いますが、旅費規程に基づいて支払った旅費については、精算を行わずにその支給額を経費とすることができるので、総務や経理の方の負担も軽減されます！
ありがとうございます！
導入するメリットが沢山ありますね！
フォーマット探して、作成してみますので一度目を通していただけますか？
かしこまりました！
私の方も妥当な金額や規定の詳細について調べてみます。
よろしくお願いいたします！
