将来の顧問先?
とある3月決算の会社さんに決算のご説明で伺いました。
IT系の社長は30代。
経営に注力するために、社内環境の整備や人材採用など、設立当初から先を見据えながら準備をしていました。
その成果が着実に出始め、コロナ禍ではありましたが、影響を受けることなく前期に引き続き増収増益でした。
社長と色々とお話しする中で、改めて考え方に共通する部分があることを再認識しました。
例えば「当たり前のことを当たり前と思わないようにしてる」=一度自分で考えてみたり、疑ってみる。
そして、今期の見込みや今後の方針を伺って話も一段落した際に、下記のような感じになりました。
改めまして、税理士試験合格本当におめでとうございます!
ところで、○○さんの今後の方向性などは決まっていたりしますか?
ありがとうございます!
今後の方向性ですか、、、例えば将来的にということですか?
そうです!
もし、独立をされるのであれば引き続き○○さんにお願いをしたいと思っていまして。
そう言っていただけると、素直に嬉しいです。
あー、えー、あー、実はですね。
お伝えする時期としてはまだ早いのですが、年内で退職します。
そして、来年から独立します!
そうですよね!何となくそんな感じがしていました。笑
結局のところ、私は〇〇さんの会社にお願いしているわけではなくて、〇〇さんにお願いしている気持ちなので!
ありがとうございます!!!
社長のご期待に沿えるよう引き続き頑張って行きますので、よろしくお願いします!
自分も〇〇さんと同じ歳に独立をしたので、応援したいんですよ!
年齢も近いですし、良い意味で気を遣わない関係が個人的に嬉しいです。
コロナがもう少し落ち着いたら、合格祝いに美味しい焼肉でも食べに行きましょうよ!
本当に!色々と有難うございます!
是非是非!よろしくお願いいたします☺
という流れで確定ではありませんが、将来の顧問先が一つ増えました。
やはり社長との会話の中で一番嬉しかったのは「結局、〇〇さんの会社にお願いしているわけでもなく〇〇さんにお願いしている気持ちなので!」というお言葉です。
私は現在、30社程会社を担当させていただいておりますが、訪問をしていてこのお客さんは「今の会社自体に依頼をされているのか」それとも「私に依頼をされているのか」が分かるようになりました。後者の場合は、お客様の方から質問をされます。
私に担当が変わって間もなく「○○さんは今後の方向性は決まってますか?」や「○○さんにお願いしたい」や中には「○○さんて独立するでしょ?」と何も伝えていないのに今回を含めて何回か心の内を読まれたこともありました。笑
空気感?雰囲気?振る舞い?経営者の方は私の何を見てそう感じたのかはよく分かりません。
ただ、私のことを信頼してくださるお客様がいるだけで、200%頑張れます。
来年からは会社というバックボーンはない!
自分自身で勝負します!