〖私の就職&転職ストーリー〗その1
コロナ渦ではありますが、気付けばもう6月です。
一都三県では5月25日に緊急事態宣言の解除がありました。
5月と言えば確定申告に続き3月決算!この業界の繁忙期です。
そして、試験後の8月と結果発表後の12月はこの業界の転職時期です。TACと大原主催で大々的に合同就職説明会が行われますが、転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は今までに2回転職をしております。この数が多いのか?少ないのか?普通なのか?は分かりませんが、振り返ってみると転職をして良かったと感じています。
今回を含めて一番最初の事務所の就職から現職に至るまでに感じたことを書きつつ、数回に分けて振り返りたいと思います。
今回は一番最初の事務所に就職をするところから書いていきます。
就職するまで
大学卒業後、2年間はフリーターをしながら受験勉強をしていました。
恥ずかしいことに2年間は合格科目なし。
そんな状況の中、一番最初の職場は、簿記論・財務諸表論の3回目の受験が終わってから人材紹介会社は使わずにインターネットから事務所を探し直接電話をしました。
それから3つの事務所で面接をしていただき、1つは不採用で2つの事務所から内定をいただきました。
決め手は所長の若さと事務所の雰囲気でした。
一番最初の事務所は所謂、個人事務所。
税理士は当時30代の所長先生のみで、職員さんが4人+パートさんが2名でした。
科目数を増やしたかったこともあり、最初の1年間はアルバイトとして働き始めました。
その当時の仕事は、電話対応、入力業務、決算業務のみでした。
所謂、パンチャー(作業員)です。
今振り返ってみると、月次の数字が出来上がる過程や決算の流れなど基本的なことが身についたと感じています。
転職を考えた理由
それから2年目に入り、社員にしていただきました。
しかし、事務所の規模に反してお客様の数はとても多かったので、どうしても入力要員は必要でした。アルバイトから社員になったわけですが、私のやることはさほど変わらなかったのです。担当も2社のみで、それ以外は事務所での仕事。確定申告時期もひたすら入力+確定申告書作成でした。
その頃にAIやRPAによって、単純作業である入力業務等がなくなる!?みたいな情報を知りました。自分の今やっている仕事は将来なくなるのか。。。
漠然と不安に感じたことを今でも思い出します。
そのように思い始めた時は26歳、簿財消持ちで、法人税法の初受験に向けて勉強をし始めている状況でした。
法人税法を受験していたこともあり、大きな会社を見てみたい+税理士が多く在籍している職場に憧れを持つようになりました。
決して人間関係が嫌で転職をしたわけではなく、皆さん本当に優しい方ばかりでした。
同じ職場に3年もいれば慣れますし、居心地はとても良かったのでそのまま働き続けるという選択もありましたが、転職を決意しました。
転職するまで
それから、退職する年のGW明け位に所長に辞意を伝えました。
2回ほど引き留めていただきましたが、私の意思は変わらず。
大して担当を持ってはいませんでしたが、迷惑には変わりないので本当にお世話になりましたという感謝の気持ちでいっぱいでした。
仕事終わりなどに男性陣でよく飲みに連れて行っていただきましたし、分からないことは嫌な顔一つせず私が理解出来るまで教えていただきました。
お客様の所長に対する信頼度は非常に高く、いつか自分も所長のような税理士になりたいと思っていました。
どんなに忙しくても丁寧に対応をされており、決算では要点を絶対に外さない。自分には所長がスーパーサイヤ人3にしか見えませんでした。笑
そんなこんなで仕事と受験勉強の両立をしながら新たな職場探しを少しずつ始めました。
退職をする年に法人税法の受験後8月に行われるTAC主催の合同就職説明会で私の転職先が決まりました。無職にならずに一安心。笑
次回へ続きます!