合格した年の試験当日を振り返る〖相続税法編〗
前日の過ごし方
前日は朝から夕方位までTACに行き、帰宅後は計算に関してポイントチェックの確認し
就寝まではひたすら理論を読み返しました。
本試験当日
試験開始が12時30分からですので、朝早く起床し、TACの自習室へ向かいました。
自習室に到着したのは7時過ぎ頃。
解き慣れた総合問題を1題解き、理論を1回転させました。
時間に余裕がありましたので、計算のポイントチェックを再確認しいざ受験会場へ。
3回目の受験会場は立教大学でした。
試験開始30分前位に会場へ到着し、間もなくして着席の時間になり、いざ試験開始。
理論の柱上げをしました。
理論の1題は相続時精算課税の本法と措置法でした。
理論の1題は災害関係(相続税の課税価格の計算の特例)でした。措置法&災害減免法について問われたのですが、災害減免法の算式は覚えておらず。。。
いずれにしても、無事に柱上げが完了したので、理論を解答せずに計算へ移りました。
続いて計算へ
計算ですが、正誤はあったものの過去2回受験した中で最も標準的な問題でしたので、ミスのないように解答をしました。
一旦、課税価格まで埋めて理論へ戻りました。その時点で50分経過。
理論は時間との兼ね合いで重要な部分を中心に満遍なく解答をしました。
理論を書き終えて残りあと7分!!!
税額控除関係について出来る限り解答をしました。
そうこうしているうちに「やめて下さい!」と試験官の声が。
終わった瞬間の手応えはバッチリでした。
振り返り
私が合格した令和元年の相続税法については、運が良かったとしか言いようがありません。
TACの解答により自己採点をしてみると計算40点~42点。理論38点~40点でした。
優秀な人であれば満点取れるイメージでしたので、正直焦っていました。
また、理論に関しては絶対に書く必要がある部分に関しては解答出来ていたので一安心という気持ちでした。
大穴となったのは、理論の災害関係でした。大原では厳選理論20題に入っていましたが、TACでは厳選理論には入っておりませんでした。試験直前2週間前に受講していた先生から災害関係に関する理論の簡略版を配布していただきました。本試験までに覚えたのが結果的に良かったというだけです。
私は過去2回とも理論で痛い目に合っていました。
予備校のA・Bランクの理論を覚えて行きましたが、細かい部分が出題されて解答出来ずに不合格でした。
3度目の正直という気持ちで、予備校の理論予想は一切無視をしていました。
それでも、試験当日にすべてを覚えることは出来ていなかったのです。
結果的に私が受講した先生からのプリントがなければ、覚えていなかったと思います。
しかし、同じクラスで受講していた人たちの中で災害の理論を覚えていた人がどの位いるのかは分かりませんが、覚えるという選択をしたのは自分自身です。
予備校に縋るよりも参考にする程度が良いと思います。
最終的に本試験で信じられるのは自分だけです。
自分を信じられるくらいの努力をする。
最後の受験となった相続税法3回目は、私の受験経験の中で一番勉強をした期間だったと思います。
努力をし続けているとたまに良いことも起きるのだなと強く感じました。
受験開始してから10年目にして税理士試験に終止符を打つことが出来ました。