合格した年の試験当日を振り返る〖法人税法編〗

前日の過ごし方

前日は朝からTACの自習室に行き19時位まで勉強をしていた記憶があります。

計算は簡単な総合問題を1題+基本的なトレーニングの問題をひたすら解いていました。

理論は覚えた理論をひたすら回しました。2回転はしたと思います。

帰宅後は、何もせずに早めに就寝しました。

本試験当日

試験開始が9時からですので朝早く起床し、7時50分頃に会場に到着しました。

1度目も2度目も受験会場は早稲田大学でした。

相変わらず税理士試験は独特な雰囲気で、朝早くからマスターやテキストを持った受験生だらけですし、階段やベンチは埋まっていました。
私もそのうちの一人ですが。笑

着席の時間になり、そして、いざ試験開始。

理論から解答をしました。

理論の1題は22条のベタ書き+事例問題

22条は完璧に解答をし、事例については解答スペースの関係で結論を先に解答しました。

もう1題は事例問題が2題出題

1題は繰延資産に該当することにすぐに気づけたので、該当箇所の理論を解答しました。

1題は保険料の理扱いについて原則と特例を解答する必要があったのですが、テンパっていたのか特例のみを解答をしてしまいました。

続いて計算へ

別表4作成の標準的な問題+個別問題

別表4作成の問題から解き始めました。

しかし、減価償却関係に差し掛かった時でした。ん?ん?同じ資産なのに取得時期など異なる情報が与えられていました。どちらの情報をもとに減価償却費を計算すればよいのか?正直、どちらかで計算をして解答をすれば問題ないのかなと思いましたし、正誤に配点は来ない可能性もあります。

迷う部分もいくつかありましたが、自分自身を信じて解答しました。

個別問題は土地の帳簿価額を解答する問題。帳簿価額と書かれていましたが、この試験は法人税法なので、時価だろうと判断し解答しました。

一通り理論と計算を解答し終えて時間を確認するとまだ、1時間20分しか経過しておらず、周りを見渡しても手が止まっている人を多く見かけました。

んー、みんな時間的に余裕があるのだろうと感じましたので、せめて解答箇所絶対正解しないと落ちると思いました。

それから試験終了までの時間はひたすら見直しの時間に充てました。

そして、「やめて下さい!」と試験官の声が。

終わった瞬間の手応えはバッチリでした。

ご参考までに平成28年度(第66回)法人税法出題のポイント

振り返り

試験会場では色褪せた理論マスターを持っている受験生が大勢いました。

一瞬、自分よりも知識が豊富な方ばかりなんだろうと感じました。マスターも全部覚えられていないし、模試の結果も振るわなかったし。

本試験問題との相性はあると思います。あとは、閃きと直感はとても重要だと思います。

平成28年度法人税法は理論のうち繰延資産に該当すると気付けたかどうかが合否の分かれ目だったと聞いています。本試験当日は妙に落ち着いていて迷うことなく、繰延資産だ!と気付くことが出来ました。

合格発表当日は郵送物が届かず、翌日の夕方17時頃に届きました。

恥ずかしながら、部屋で一人「よっしゃー!!!受かってんぞ!!!」と叫んだ記憶があります。笑

キングオブ税法と言われている法人税法ですが、やはり全てを完璧にマスターするのは至難の業だと思います。ですので、基本的な部分はもちろんのことそれに肉付けする部分は優先順位をつけて勉強をしていく必要があると思います。

受験7年目にして簿財消法が終わりました。合格をした中で一番嬉しかったのが法人税法でした。

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