税理士試験〖全国公開模試の捉え方〗
私が受験生活を通して感じた全国公開模試の捉え方について書いていきたいと思います。
簿記論・財務諸表論の会計科目
簿記論・財務諸表論は税理士試験の登竜門と言われていますし、この2科目を一番最初に受験される方が多いと思います。私も初年度はこの2科目を受験しました。
当時の私は予備校のテストの成績はもちろんのこと特に全国公開模試での成績が非常に気になっていました。残念ながらS判定を取ることはありませんでしたが、受験2年目3年目の時にはコンスタントにA判定は取れていました。
しかし、模試で良い成績を取っても不合格でした。
ん!?模試で良い成績だったのに!!!なぜ???
気付くのが遅かったのですが、そこで少しずつ意識が変わり始めました。
消費税法・法人税法・相続税法の税法科目
簿記論・財務諸表論の合格後から全国公開模試は実力テストや答練の延長線だ!と私の全国公開模試の捉え方が変わりました。
成績が良い→油断せずに本試験までのペース配分を考えよう!燃え尽き症候群にはならないように注意しよう!
成績が悪い→本試験まで今まで以上に追い込む!最後まで諦めない!
消費税法に関しては、合格した年の模試はC判定でした。
私の意識はヤバい!死ぬ気でやらないとこのままじゃ落ちるぞ!と感じ、更に追い込んで勉強を続けた結果、合格しました。
法人税法に関しては、合格した年の模試で株式交換の理論が出題されましたが、覚えてない私は一行も書けずに少しだけ絶望感を味わいました。因みにC判定でした。
また、その当時の職場にも法人税法を受験している方がいたのですが、「○○さんは模試どうでした?あーその成績だと厳しいですね!私はA判定でしたよ!」とイライラするような会話をした記憶があります。笑
そして、フタを開けてみるとその年私が合格し、その方は不合格でした。
相続税法に関しては、合格した年の模試はA判定でした。一喜一憂せずに、冷静に本試験までに何をすべきかスケジュールを立てました。因みに受験2年目の不合格だった年の模試はA判定でした。笑
最後に
予備校内のテストや答練、全国公開模試で良い成績を取ることは素晴らしいことだと思います。しかし、そこに甘んじて現状維持にならないように注意すべきです。短期間で合格されている方は始めからそのような意識をもたれているはずです。私の場合、そこに気付くのに時間がかかりました。本試験を想定した試験ですが、本試験ではありません。1年でも早く税理士試験に合格するためには試験直前に行われる全国公開模試の捉え方を意識してみてはいかがでしょうか?