受験時代を振り返るシリーズ〖簿記論編〗
過去に税理士試験の受験勉強についての記事を書いておりましたが、見返してみると微妙だと私なりに感じましたので、今回を含めて何回かに分けて書いていきたいと思います。
今回は簿記論。
受験歴
平成22年 平成21年9月からレギュラーコース B判定
平成23年 平成22年9月からレギュラーコース A判定
平成24年 平成23年9月からレギュラーコース 合格
勉強方法
・難問に惑わされない
直前期に入ると答練の中でとてつもなく難しい問題と遭遇します。
予備校側は「取捨選択の練習のためですので解けなくても大丈夫ですよ!!!」と言いますが、受験生側からすると問題として出題されているという事実には変わりありません。
解答出来ないような難しい問題であったとしても解けないという漠然とした不安にかられる方もいるかと思いますが、そこは心配無用です。
解説を聞いて理解出来るものであれば単純に蓄えとして捉えればOKだと思います。一方、解説を聞いてもチンプンカンプンの問題は無視で良いと思います。難問を解ければもちろんアドバンテージにはなりますが、それよりもまずは基本論点を確実に得点することです。
難問に惑わされる必要はありません。
・他校の問題も解いてみる
色々な問題を解くのは収拾がつかなくなるからやめた方が良いと聞きます。
確かに一理あるとは思いますが、他校の受験生がどんな問題を解いているのか?ということを知ることは大切なことだと思います。
因みに私は合格した年に他校が出版している問題集を購入したのですが、本試験当日に類似問題が出題されました。
もちろん解けました!本当にラッキーでした。
初学の方は厳しいかもしれませんが、経験者の方は申し込み先の予備校の問題に慣れてしまうこともあると思いますので、気分転換の意味合いでも一度試してみてはいかがでしょうか?
・仕訳が出来れば合格できる
簿記とは、企業や個人事業者が行う日々の営業取引を記録する技術・方法のことを言います。
当たり前のことですが、学習が進むと意外にこのことを忘れてしまうものです。少なくとも私はそうでした。
金額の算定は別として、最終的に仕訳が出来ればOKなのです。迷ったり途中で分からなくなったら仕訳を書いてみる。
もし息詰まる方がいらっしゃるのであれば、あまり難しく考えずに仕訳が出来ればOKということを意識してみてはいかがでしょうか。
最後に
受験生の方の中にはラストの科目が簿記論という方もいる位ですので、個人的にはかなり難しい科目だと思います。相性が良い悪いという言葉だけでは片づけられない科目だと感じますし、受験する年によって問題の難易度は様々です。
しかし、難問を後回しにして確実に解答出来そうな問題を見つけて一つ一つ解答を積み重ねていくことで合格出来る科目だと思います。
取捨選択が本当に大切なポイントになります。