代位弁済
先日、3月決算の会社さんにコロナウィルスの影響のヒアリングと決算資料の案内で連絡を取りました。
その会社さんは大きなイベント中止による余波を受け、資金繰りに困っているとのご相談を受けました。
経営セーフティー4号・5号、公庫の無担保・無利子など色々とコロナウィルスの救済措置は出ております。
一応、そのご案内をしたのですが、反応がいまいちでした。
詳しく話を聞いたところ、過去に金融機関から借入をしていたが返済不能になり、保証協会に代位弁済をしてもらったとのこと。
リスケ中ならまだ申請等は受け付けてもらえたかもしれませんが、代位弁済をしていて尚且つ、まだ返済しきれていないとのこと。
そんな中、融資希望金額は100万円、かつ、保証協会なしでどこかありませんか?とのことでした。
んー、厳しいですね。
過去の数字は、未来に影響してきます。
保証料無償や無担保・無利子というのは確かに優遇措置ではありますが、結局借入をするということは、借りたお金で売上を作り、利益を作り、その利益から返済をしていくということです。状況が状況なので、理想や綺麗ごとを語っている場合ではないかもしれませんが、単純に融資で調達したお金を固定費に充てる。貸すのではなく支給することは出来ないのだろうか。
私も独立をしたら創業融資を受ける予定ですが、今回のお客様も含めて経営者の先輩方の姿を忘れずに残りの勤務期間を過ごしていきたいと思います。