社長と従業員の関係性


毎月訪問をしている、3月決算の建設業のお客さん。

先日伺って、今期の大まかな着地について社長と社長の奥様と話しました。

業績も好調で、笑顔溢れる場面が多かったです。

私個人的に訪問するのが楽しいお客さんです。こんな若造にもよくしていただいております。笑

そんな会社ですが、問題点がいくつかあります。

中小企業あるあるですが、従業員さん含め親族が多いです。

人員は社長、奥様、娘さん、奥様の弟、奥様の弟の子供、第三者の従業員が3名程です。

社長は現場・営業がほとんどで、経営について中々考えられない状況でして、お伺いする度に非常に忙しそうです。

営業は社長と第三者の従業員のAさん(仮名)2名です。

正直、2人は不仲?という印象です。

社長はAさんに対して、遅くまで残業をしていることで頑張っていることは理解できるけど効率が悪い!とか。俺に対しての態度がおかしいとか。目標を聞いても昨年を下回らないようにするとか目標じゃないでしょ?等々。

お互いの思い込みもあるかとは思いますが、せっかく会社内での距離が近いのであればもっと話し合ったりするのはいかがですか?とお伝えしているのですが、なかなか実現せず。

Aさんも50代でご家族をお持ちですので、今更転職してどうこうというお考えはなさそうですので、仕方なくやっている部分もあるのかもしれません。あとは、従業員のほとんどが社長や奥様の親族という点が不信感につながっているようでした。

どうせ、会社で利益が出たら社長たちの好きなようにお金を使っているんだろうと疑っているのです。半分正解で半分不正解です。笑

そこに関しましては、社長の会社ですので社長の意向ですべては決まります。

かと言ってAさんに独立する勇気はないのです。

社長はAさんの売上を直接聞かずに私に聞いてもらえませんか?と言ってくるのです。

そんな些細なことも聞けない関係では、組織として崩壊するかもしれません。

お互い良い年齢なので、プライドや素直に聞く、話すことに抵抗があるのかもしれません。

それが出来ていないということは、人としてという部分以外にAさんに会社のためという気持ちがないのかもしれません。考えは行動に現れます。もしAさんにそのような気持ちがあるのであれば、売上や各現場の状況等も含めて率先して社長に報告すると思います。

一方的にAさんのことを書きましたが、上記のようになった原因は社長にもあると思います。

関係性を少しでも良くするには私ではなく社長とAさんの当事者同士が歩み寄らなければ、どうしようもありません。私が退職するまでにお二人の関係性が修復することを願うばかりです。

会社といっても、実際動くのは人です。この記事を書きながら改めて組織を動かすことの難しさを感じました。しばらくは社員さんを雇用する予定はありませんが、もし社員を雇用する時が来たら本当の意味での大変さや苦労が分かると思います。

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