前職の先輩からのお誘い
前職の先輩から1本の電話がありました。
その先輩は前職で私の直属の上司でした。
厳しくもあり優しくもあり、時には笑いもありの素敵な方です。
私が前職を退職してから間もなくして、その先輩も退職をされました。
その後とある税理士法人の社員税理士として独立採算制で事務所を経営されています。
そんな先輩と最後にお会いしたのが、年明けに開催していただいた税理士試験合格祝いの食事会でした。
先輩に限らずその場にいた方には来年独立しますとお伝えし、帰り際にその先輩から「もしよかったらうちに来ないか?」とお誘いいただきました。その時私は「もし機会があれば是非よろしくお願いします。」と所謂、社交辞令的な形でお返事をしました。
話は冒頭に戻りますが、先輩から1本の電話がありました。
先輩「久しぶり!独立はいつするんだっけ?」
私 「来年の年明けを予定しています。」
先輩「そうか!お客さんの目途は立ってるの?」
私 「5~6件はなんとか大丈夫そうです。」
先輩「そうか!でもそれじゃあ少ないでしょ!」
私 「そうですね。少しずつ頑張って増やしていくしかないですね。借入もする予定ですので、その間にどうにかします。笑」
先輩「ん~。そうか!色々話したんだけど、今回電話したのはうちで1年位働かないかなと思って連絡をしたんだよね。もちろん、○○君が独立する気持ちがあるのは重々承知しているけど、俺の営業の仕方やノウハウを1年位勉強してから独立してもいいんじゃないかなと思って。あとは、単純に忙しくてね。人がいないのよ。若い税理士がいなのよ。○○君しか思いつかなくて。朝から夜中3時までほぼ毎日働いていて死にそうなんだよね。笑 どうかな?例えば夏からとか?」
私 「素直にありがとうございます。先輩のおっしゃる通り、営業の仕方は正直よく分からないです。とりあえず、今の職場にいても営業のスキルは一切つかないので、そういう意味では魅力的です。ただ、今の職場には年内いっぱいと伝えておりますし、仮に今から夏に辞めますと伝えても間に合うかどうか微妙です。申し訳ありませんが一旦、考えさせてください。」
先輩 「急に悪かったね!前向きに考えてもらえると有難い!また連絡するね!」と話は終わりました。
尊敬する先輩からの突然のお誘いに戸惑いましたが、素直に嬉しかったです。
業務内容やお給料、そして何より先輩と一緒にお仕事が出来ることは非常に心が揺らぎます。
有資格者となっていなければ、こんなお誘いもなかったと思うので、改めて頑張って良かったと感じました。
正直、まだ答えは出せていませんが繁忙期も終わったので自問自答して方向性を決めたいと思います。