確定申告でお客様へ伺った時の話
先日、確定申告でお客様のところへ伺った時の話。
そのお客様は建設業で社長と息子さんの2人で仕事を回している状況でした。
昨年の決算で社長とお会いした際に「ここ最近、ずっと腰が痛いんだよな」と話されていました。
今年に入って確定申告の資料の件で連絡をしました。 従来は資料をお持ちいただいておりましたが、今年は調子が悪いから来てもらいたいとのこと。 私は腰痛が続いているのかなと思いつつ、先日社長のところへ伺ってきました。
伺ってすぐに社長から「調子悪いと思って検査してみたらさ、血液のがんでステージ3が一番悪いけど俺はステージ3だって。」
どう言葉を返したらいいのか、、、 私は祖父をがんで亡くしておるのですが、祖父と社長を少しだけ重ねて考えてしまいました。
もちろん仕事はきっちりやらなければいけないので、確定申告の資料をお預かりしましたが、社長の立場からするとどうでもいいよと思っているのかもしれません。
少しでも明るい話題にしようと思い、税理士試験に合格したことをお伝えしたところ、 「よかったじゃない!おめでとう!これで選択肢も増えるし、将来が楽しみだ!」とお言葉をいただきました。
年内で退職し独立することはいずれお客さんには伝えなければいけないことなので、少し早いけどお伝えしました。
社長は「そうですか!頑張って下さい!独立するなら早い方が良いですよ!会社員だとやることに限りがあるし、何より責任感が独立している人よりも欠ける。誠実にやっていれば必ずお客さんは○○さんについて来てくれるよ。応援してます!」
ご自身の体調が優れない中で、温かいお言葉をいただき、泣きそうになってしまいました。 帰り道は黄昏ながら職場に戻りました。
少しでも早くお元気になっていただきたいです。