算出相続税額って?

前ブログで相続税の総額について書かせていただきましたが、今回は算出相続税額についてです。
算出相続税額とは、相続税の総額に各相続人の財産割合を乗じて算出したものです。

算出相続税額の計算
 算出相続税額は、相続税の総額に各相続人が取得した財産の割合を乗ずることにより計算をします。なお、財産の割合とは、具体的には按分割合を用いて計算をします。按分割合とは小数点以下2位までを表示しますので、合計で1になるように3以降の数値を調整することになっています。

相続税額の加算
 被相続人の一親等の血族(父母及び子)及び配偶者以外の者(孫や兄弟・姉妹等)が被相続人の財産を取得することは偶然性が高く、また被相続人の遺産をあてに生活をしている人ではありませんので、算出相続税額の20%を算出相続税額に加算することとしています。また、孫を養子にするケースについても単なる孫養子は2割加算対象者になってしまいますが、代襲相続人となっている孫養子は2割加算の対象外となります。

各人の算出相続税額 下記以外➡ 相続税の総額×あん分割合=算出税額 2割加算対象者➡ 相続税の総額×あん分割合+相続税額の加算額=算出税額 算出相続税額×20/100

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