消費税法
今回は消費税法を合格するまでのことを書きます。
消費税法の受験歴は前回書いた簿記論合格後に財務諸表論と消費税法の2科目での受験が最初でした。
ですので、私が消費税法を初めて受験したのは25歳の夏でした。
初めての税法というのもあり、とにかく難しい!!!という印象でした。
・理論
予備校からは理論マスターという条文を簡略化したものが配布されます。
TAC受験生はこの理論マスターに苦しめられるわけです。
完全に言い訳になりますが、初学ということもあり定期テストに出題される理論を覚えるので精一杯でした。
当時の私は条文の暗記方法がよく分からず、書いたり、音読したり、色々としておりましたが、一筋縄にはいかず、あっという間に直前期になってしまいました。
・計算
消費税法の計算は、納税義務、取引の課非判定がメインどころになります。
仕入税額控除の原則、簡易、国等、調整対象固定資産、棚卸資産の調整等。 基本的には直前期までのテキストとトレーニングを繰り返し解き直しました。
・戦績
結果的に消費税法は2回目で合格しました。
会計事務所社員1年目 B判定
会計事務所社員2年目 合格
・本試験
受験会場は簿記論・財務諸表論を合格した時と同じく千葉県の幕張メッセです。
個人的にはものすごく縁起の良い受験会場です。笑 そして、いざ本試験開始です!!!
しかし、ここでアクシデント発生。腕時計を忘れたことに試験開始後に気付きました。
マジか。。。 今更、どうすることも出来ず問題文を読んでから柱上げをして理論から解答開始。
理論の問1は取引が与えられ、その課非判定の取り扱いを問われました。 また、問2は仕入税額控除について問われましたが、解答範囲が広すぎて正直、萎えました。
そして、その中で仕入税額控除の趣旨が問われましたが、こちらについてはファイナルチェックでたまたま受講した先生が受講生全員に問いかけたことを思い出しました。
理論は結論的にほぼほぼ解答範囲を書くことが出来たので、完答してきました。
理論を書き終えた段階で、1時間経過!のアナウンスが。 即座に計算問題に。 計算は原則と簡易の2題形式でした。簡易課税は業種判定で終わり最終値までは埋められず。35点~38点位だったと思います。
各予備校での自己採点はボーダー+8点位だったかと思います。 そして、試験終了後。 やはり簿記論と財務諸表論の時と同様で、解答速報も見ていない、なんの情報も根拠もない状態で受かった!と確信しました。
しかし、合格率が10%台だったのを見て、一気に不安になりましたが、その年の12月に消費税法!無事に合格していました。
これが税理士試験を目指し始めて、初めての税法に合格した瞬間でした。当時26歳。
平成24年、25年、26年と毎年1科目ずつ順調に合格することが出来ました。
いよいよ、その年の9月からは本格的にボリュームの多い法人税法1本での受験が始まりました。
次は法人税法に合格するまでについて書きます。