伝える内容とタイミング
先日、とある会社さんの社長から年末調整の件で、クレームのご連絡がありました。
その会社さんは建設業で社長一人のみで、先週に年末調整を行い納付書と源泉徴収票をお送りしました。
今年から配偶者控除に改正があり、今までは配偶者の収入に応じて適用を考えればよかったものが、適用を受けようとする者と配偶者の両方の収入を考慮する必要がありました。
そこの会社さんは毎月訪問ではなく年2回訪問の契約です。昨年に前任からの簡単な引継ぎを受けて今年に初めて決算を組み、とりあえずホッと一息ついたところでした。
社長の報酬は毎月110万円で、配偶者控除の適用が受けられないうえに、最近の改正で給与所得控除にも上限が加えられた影響により昨年は還付でしたが、今年は徴収する結果になりました。
ふるさと納税をしているため、確定申告で今回徴収された所得税のうち一部は還付になりますが、いずれにしても所得税としては、昨年よりも増加しています。
書類送付案内に上記の改正が原因で今年は不足になりますという内容を盛り込んでお送りしました。
決算時にも上記内容をお伝えしておりましたが、社長もお一人なのでお忙しかったのか、あまり覚えておりませんでした。
関与回数の少ないお客様については、毎月訪問のお客様に比べて社長とお会いする時間も機会も少ないので、最重要事項を迅速にお伝えすべき。
また、自分のお客様だという意識をもっと強く持って対応をしないとまずいなと感じまし
た。
今の会社に入って、初めてのクレームなので、少し凹んでます。笑
真摯に受け止めます。