税理士試験
私は税理士試験を大学3年生の夏から勉強し始めて今に至るわけですが、この試験は非常に残酷です。
毎年8月に試験があり、各科目の合格率は10%〜13%位です。
税理士試験の受験科目は全ては11科目あり、その中で5科目合格して税理士資格を取得することが出来ます。
会計科目 簿記論・財務諸表論
税法必須選択 法人税法・所得税法
その他税法 相続税法・消費税法・事業税・住民税・固定資産税・国税徴収法・酒税
※事業税・住民税はどちらか1科目、消費税法・酒税もどちらか1科目しか選択出来ま
せん。
税法になると理論と計算で、税理士試験の問題が構成されます。
この理論が非常に大変で、条文を暗記した上で、理論問題に解答しなければなりませ
ん。
解答範囲が分かっても理論を暗記していないと書けませんし、逆に理論を暗記していて
も解答範囲を間違えても配点が来ません。
私の知っている受験仲間で理論が得意だと言っている人はいません。
また、この試験はセンター試験のように、相対評価です。
仮に自分が出来ていたとしても、周りも同じくらい出来ていたら差がつきません。
また、仮に自分の出来が悪くても、周りの方がもっと出来が悪い場合には差がつきます。
なので、周りが確実に得点してくる部分は落とさずに、難しい問題にはあまり手を付けないという風潮があります。
次回は税理士試験の壁について3回に分けて書いていきます。